「絶対、オタク向けのイカサマ糞ゲーでしょ!」
という僕の意見を全否定して、このゲームをゴリ押ししてきた友人。
ついにその圧力に負け、買ってしまいました。
が、
「これ、おもろー!」
昔、50円一回ぐらいでゲーセンとかに麻雀のビデオゲームがありましたよね。
脱衣系のやつ・・・
でも、あれってイカサマ感が半端ないじゃないですか。
配牌でめっちゃ揃ってたり、高い手は全然あがれなかったり。
一発リーチ棒とか、裏ドラ爆弾とか。
で、この「咲」も本質は同じで、やっぱりイカサマ麻雀ゲーなんですね。
ところが、ゲーセンのイカサマ麻雀ゲーとは違って、
ある特定の条件の場合にだけに特殊能力が発揮されるようになってるんです。
まずは、その条件にあてはまる状態に持っていかないといけない。
主人公(宮永咲)の場合だったら、
カンをすると好牌を引くようになっているから、
カンできる材料を残しながら手を作っていかないといけない。
イカサマあるから強いわけではなくて、
そのキャラクターの特性を生かす過程を楽しむ麻雀ゲームなんです。
普通の麻雀打ってたら、敵の点数やスピードに追いつけない。
他にも、片岡優希というキャラクターは
東場に強くて、開始数局は配牌が良いんですが、
南場になると手が落ちるので、
早あがりを目指してなんとか逃げ切らないといけない。
また、どんなキャラクターでも、
特殊能力を完全に発揮した時は、ゾーンに入るので、
ガンガンあがれるし、まるでリアル麻雀の完全に流れを持ってきたときの
完全無敵モードを疑似体験できるんです。
俺、強ぇ~!感がハンパないです!
普通のイカサマゲーで10連荘しても、
「そういう風になってるんだろ・・・」と冷めちゃうんですけど、
このゲームだと、そういう風になる為の状況を意図的に作らないといけないので、
自分だからできたんだ感を味わえるんです。
競馬や競艇で3連単を一点買で当てたような気持ちよさと同じ感じ。
適当にやって勝ったんじゃないんだぞ!的な。
難易度は高くないので、麻雀初心者でも楽しめます。
というか、麻雀ゲームというよりは、麻雀をモチーフにしたゲームって雰囲気が強いので、
本格派ゲームを求めてる人には絶対向かないです。
そういう人でも、一度やってみたらハマるとは思うんですけどね。
僕みたいに…